『DATTO!(ダット!)』は、“あの寓話のその後”をモチーフにしたボードゲームです。 つづきのはじまり… 楽勝だと思って舐めプ(ゲームや対戦相手を舐めきったプレイングのこと)をしたウサギは、居眠りをしている間にカメに負けてしまいました。 「カメに負けたのは、寝るタイミングを間違えちゃったからなんだな!」 (ウサギ談)
そして、リベンジのための特訓がはじまったのです…!ウサギは、春も夏も秋も冬も、海の中でも夢の中でも、特訓をしました。 「何の特訓かって?走る特訓と、寝る特訓だよ!」 (ウサギ談)
長距離走はペース配分が大事!おひるねカードを出すタイミングが勝負のカギを握る!上手くカードを出せたら、「DATTO!」と宣言!ブーストの大チャンス!いまは寝ておく?それとも…脱兎のごとく、駆け抜けるか? トリックテイキングゲームというメカニクスをベースとした、レース系ゲームです。
簡単に言うと、小さな勝負(トリック)の繰り返しで、ポイントを獲得(テイキング)していくゲームシステムのことを指します。
ランダムに配られたカードを手札とし、親から順に全員が1枚ずつ出したところでそのトリックの勝敗を判定します。一般的に、親の出したカードと同じスート(ダイヤやクラブなどの記号)と同じスートのカードを出すのが基本ルールで、大まかに分類すると、「あれば出さなければならない“マストフォロー”」、「あっても出す出さないが自由とされる“メイフォロー”」の2種類があります。
複数回トリックは繰り返され、全員が手札を使い切ったらラウンドが終了します。そのトリックの結果をもとに、「カード1枚ごとにプラス点」や「カードに書かれた数の合計を点数とする(プラスまたはマイナス)」などの処理をしますが、その処理(ルール)はゲームによって多様です。「トリックテイキング」という同じメカニクスを採用していても、それぞれのゲームで全く異なるプレイ感を体験することができ、人気のメカニクスの1つです。
『DATTO!』は、親の出したスートの中で一番大きな数字を出したプレイヤーが、出されたカードの中で一番小さな数字ぶんコマを進める、“マストフォロー”型のトリックテイキングゲームです。全員がカードを使い切ったときゲームは終了し、一番トラックを進むことのできたプレイヤーが勝者となります。トリックをパスすることができる「おひるねカード」が、勝負をよりコントローラブルにすることでしょう。
また、スート最後の1枚を出した時に発動する「DATTO!」で、脱兎のごとくコマを進めることもできます。ランダムに配られた手札の中から、いつどのカードを出して、いつ進むか。そしてどのようにして「DATTO!」を狙うか。手札のマネージメント、他プレイヤーの干渉が悩ましいよう、設計しました。
ぜひ、手にとって遊んでみてください。楽しんでいただけると幸いです!
猪飼
直之さん(九条湯)、えにぐま堂さん、香奈さん、熊野寮ボードゲーム部のみなさん、KYKさん、こっぺさん、琥珀月さん、桜色さん(AkirakunST)、下山くん・阪本くん(暁ゲーム工房)、はたぼーさん、H1R0さん(妄想ゲームズ☆)、まささん、ろいさん(ペンとサイコロ)
※五十音順